ガンバ戦の翌日、長居スタジアムへ関西大学サッカーリーグを観戦してきました。
お目当ては阪南大学の泉澤仁。アルビユースのOBです。
1年生のときから11番をつけてスタメン出場を果たし、最近は大学選抜として海外遠征にも行っているようです。
3年生の今季になってようやくその活躍を見に行くことが出来ました。
阪南大のスタメン発表を聞くとJクラブユースの出身者が多いです。そのなかでも『アルビレックス新潟ユース出身』というアナウンスを聞くとなんだか誇らしい気持ちになりました。対する同志社大には星稜高校2人、丸岡高校と北信越からの選手がメンバー入り。チャントに『アイシテルニイガタ』があってこそばゆい。
試合開始。試合を見るというより、泉澤仁ばかりを見ていました。
2トップの一角ですがとにかくポジショニングが絶妙!フリーのポジションを見つけ入る。DFとの駆け引きでフリーになる。パスが来なくても動きなおしてフリーになる。スタジアムから俯瞰で見ているとドフリーが丸見え。残念ながら味方選手が気づかなかったこともしばしば。
トップに張るだけでなくサイドに流れてパスを引き出しパスを展開。楔のパスを受けてのリターンは味方にもちょっと厳し目。前期の首位チームの中でもレベルが一段高い。
前半45分DFライン裏へのスルーパスに反応、DF2人をスピードで置き去りにしてGKの動きを見て強烈なシュートをコーナーにズバっと決めた!
後半11分相手DFの背後から飛び出し低いクロスにダイビングヘッドでゴール!2点目。
14分アシスト。
22分ゴール前でパスを受け、キックフェイントでDFをかわしてゴール!
23分ミドルシュートで4点目。
サイドハーフに入るとパスを散らし、2列目からゴール前に飛び込む。
守備もサボりません。
試合は結局泉澤仁の4ゴール1アシストの活躍で6-1で阪南大の圧勝!
とにかく大活躍。
アルビユースの時はオレがオレがの強引さがありましたが、確実に成長していました。
アルビトップチームのFWみたいに相手DFラインにただ並んでなんかいません。常に動きなおしてポジションをとり味方にパスを要求。
ここら辺はセンスの差なんですかね。
身長がないからDFとまともに競っては勝てない、そのための活きる術でしょう。
相手DFのプレッシャーがユルユルでJのガチガチプレスにはどうなんだろう?とも思いますが。
そうなったらそれでまたポジショニングの工夫をしちゃうんじゃないかな?そして良いパサーが居ればバンバンパスが来ちゃうのでは?
1試合だけですが、素人が見てもそのレベルはずば抜けており、Jリーグのスカウトは目をつけているはず。
アルビはどうなの?一度は昇格を見送りましたがこれは絶対に獲得に動くべきです。
神田部長はこの試合を見てたよね、ガンバ戦の翌日だよ。自分の古巣の本拠地だよ。
ノーマークだったら呆れるわ。
もっとも泉澤仁はJ1志向が強いらしく、ユース時にJ2からオファーがあったが断ったそうです。
「J2」のアルビには興味を示さないかもしれません、昇格できなかったことで「何をいまさら」という気持ちもあるかもしれません。
しかし今までブラジル人に頼りきりだったアルビレックス新潟の将来を考えると、絶対に必要な存在ですよ。
アルビユースを応援してきたきむジイの贔屓目ではありますが泉澤仁の活躍をビッグスワンで見たいぞ~~